カメラアクセサリーでお馴染みの「Ulanzi」から、
「U-Mic AM18ワイヤレスラベリアマイクシステム」という製品が発売されている。
このワイヤレスマイクが恐ろしく良く出来ている。
「ワイヤレスマイクは高額」と思っていたが、1万円弱で購入できる本製品の
満足度は高い。
【Ulanzi U-MIC AM18】特徴
十分な音声品質
本製品は 「受信機(レシーバー)」と「送信機(トランスミッター)x2」となっている
音声品質は「AirPods Pro」よりもクリアで鮮明でノイズキャンセリングも十分。
気軽な音声収録や会議に最適だ。
同時に二人で話してみたが、お互いの声が混ざる事もなく、共にクリアに聞こえた。
十分な機能
ダイナミックマイクやコンデンサーマイクとは用途が違う為、比較の対象と
すべきではないが、明らかに本製品を買っておくだけで動画撮影やWeb会議で
機能面で不足していると思うことはないだろう。
また、単体での録音も可能な為、カメラと接続出来ない場合も最適だ。
ワイヤレスマイクを侮っていましたが、音声の鮮明さは素晴らしいですよ。
エアコン、空気清浄機、街の雑踏の音声の中でも声が明瞭に聴こえます。
直感的な操作
また、TFTタッチスクリーン搭載により、「直感的」な操作も可能。
ケースに入れた状態での充電だけでなく、それぞれの端末にUSB-Cポートがあり、
単体での充電も可能という「取り回しの良さ」に驚く。
ざっと機能面の説明をしたが、ここまで出来て価格が1万円弱と
ワイヤレスマイクの中でもかなり手の出しやすい価格なのも魅力だ。
⭕️機能が高価格帯機種と同程度
⭕️面倒な設定はほぼ不要
⭕️音声収録やWeb会議時にすぐに使える気軽さ
マイク性能が高いが買いやすい価格帯という「コスパの化け物」です。
セール時期にかなり値下げされるので狙い目です。
Ulanziのページでもウィンターセールをやっています!
Ulanzi U-Mic AM18
- メーカー:Ulanzi
- 本体サイズ
- 充電ケース:97 x 58.5 x 57.9mm 128.5g
- 受信機:65.5 x 17.5 x 41.4mm 34.5g
- 送信機:35.6 x 15.5 x 45.8mm 23g
- 充電容量
- 充電ケース:1500mAh
- 受信機:300mAh
- 送信機:300mAh
- 充電方式
- 充電ケース:USB-C
- 受信機:充電ケースでの給電/USB-C
- 送信機:充電ケースでの給電/USB-C
- 充電時間
- 充電ケース:120分
- 受信機:90分
- 送信機:90分
- サンプリングレート:48KHz/16bit
- 周波数範囲:2.4GHz
- 伝送距離:100m
- 動作時間
- 受信機:6時間
- 送信機:14時間
この製品で「不満」と思うことはほぼ無いと言って良いほどの製品です。
「ワイヤレスマイク」という選択肢は動画撮影だけでなく、オンライン会議でも活用できます。
- 【Ulanzi U-MIC AM18】特徴
- Ulanzi U-Mic AM18
- 【Ulanzi U-MIC AM18】開封から内容物のチェック
- 【Ulanzi U-MIC AM18】取扱説明書
- 【Ulanzi U-MIC AM18】付属品
- 【Ulanzi U-MIC AM18】本体のチェック
- 【Ulanzi U-MIC AM18】送受信機のチェック
- 初期にやっておいた方が良い設定
- 【Ulanzi U-MIC AM18】音声テスト
- 【Ulanzi U-MIC AM18】イマイチなところ
- まとめ
- 結論
【Ulanzi U-MIC AM18】開封から内容物のチェック
かなりしっかりとした外箱となっている。
側面には本製品の特徴が記載されている
背面にはカメラとの接続方法が記載されているが、
必ずしもカメラである必要はなく「USB-C」接続可能な端末であれば同じ手順で
音声収録が可能だ
【Ulanzi U-MIC AM18】同梱物のチェック
外箱の中には本体と同梱物が入った箱が入っている。
本体周辺にはスポンジ状の緩衝材があり、製品品質の高さを感じる
- 本体
- 付属品
- 取扱説明書
【Ulanzi U-MIC AM18】取扱説明書
多言語表記された取扱説明書には「日本語」も含まれている
【Ulanzi U-MIC AM18】付属品
箱の中に細かい付属品が収納されている
- 収納ポーチ
- ブラックPCスペーサーx5
- ウィンドマフx2
- ケーブルx4
- USB-C to USB-Cケーブル
- USB-C to USB-Aケーブル
- LIghtning to 3.5mm
- 3.5mm to 3.5mm
付属品がケーブル含めて充実しています。コレは嬉しいですね。
ウィンドマフ
専用のウィンドマフとなっており、装着部分は特殊な形状となっている。
送信機に付け、回転させる事で固定する。ウィンドマフだけが落ちる心配も無い
ケーブル類
ケーブルはやや短めの「30cm」程度で統一されている。
長すぎるよりも短い方が取り回しは明らかに良い。
「LIghtning to 3.5mm」まで同梱されているので、前網羅している印象です。
ブラックPCスペーサー
コールドシューポート用のスペーサーまで付属している。
カメラアクセサリーメーカーらしい、「わかってる」付属品ですね。
収納ポーチ
ケーブル類含めてまとめて収納できる。
持ち出す時は別途ガジェットポーチに入れておいた方が良さそうだ。
付属品が充実しており、通常使用においては別途買い足す必要がないのは嬉しいですね。
【Ulanzi U-MIC AM18】本体のチェック
外観のチェック
本体はスポンジで保護されているだけでなく、リフィルで包まれている。
充電ケースの中に送受信機が収められている。
使用しない時は充電ケースに入れる事で送受信機を充電できる一方、
97 x 58.5 x 57.9mmのサイズだと「結構大きい」という印象だ。
「サイズ」で持ち歩かなくなる事もあるので、もう少しコンパクトだと良いですが、
無骨なサイズ感も嫌いではないです。
正面
正面には充電時のインジゲーターがついている。
- 充電中:点滅
- 満充電:常時点灯
ぱっと見で分かりやすく、扱いやすい
背面
USB-Cポートがついており、ケースを充電する事で送受信機を充電出来る。
底面
PSEマークやバッテリー容量などが記載されている。
【Ulanzi U-MIC AM18】送受信機のチェック
受信機はTFTタッチスクリーンを備えており、スワイプする事で操作可能。
2機の送信機はそれぞれ、独立している。
一発で充電状況がわかるのもわかりやすくて良い。
送受信機に対して、横幅はもう少しコンパクトにできると良さそうだ。
それぞれのサイズ感だが、受信機がやや大きいかなという印象だが、
デザインは抜群に良い。各種LEDがついており、パッとみてわかるのも魅力だ。
底面が接点となっており、ケースでの充電を可能にしている。
端末にギュッと機能が詰まっていますね。
受信機(レシーバー)
上面/背面
受信機は「65.5 x 17.5 x 41.4mm」となっており、AirPodsProと大まかには同じ
サイズ感だ。
上面には「TFTタッチスクリーン」を搭載しており、タッチする事で操作が可能だ
上面についている2つの物理ボタンはそれぞれの送信機を「ミュート」することが出来る
背面には、コールドシューに接続可能な「クリップ式」となっている。
専用アプリから操作する必要もなく、端末のみで設定が出来利便性が高い。
改めて金額を考えると製品クオリティ抜群です。
側面
- 3.5mmジャック
- モニター用の3.5mジャック
- カメラやスマホと接続する為の通信用のインターフェース
- 物理ボタン
- 長押し:電源のON/OFF
- シングルクリック:ロック
- トリプルクリックでペアリング
- USB-Cポート(充電・データ転送インターフェース)
上・左右側面にボタン・インターフェース類が充実しており、かなり取り回しが良い
送信機(トランスミッター)
本体正面・側面
- 本体正面のLED
- 充電ステータス表示
- 接続状態表示
- ノイズキャンセリング状態・ミュート表示
- ローカル録画ステータス表示
- 本体側面・ボタン上部
- シングルクリック:電源のON/OFF
- トリプルクリック:ノイズキャンセリングのON/OFF
- ボタン下部
- プラス・マイナス:ゲインの調整(+-10db)
- 側面上部ボタン
- シングルクリック:ローカル録音のON/OFF
- ロングクリック:ミュートのON/OFF
- USB-Cポート
- 充電/データ転送インターフェース
- 背面クリップ
- 胸元に挟み込むのに十分
ウィンドマフを取り付ける
差し込んで回しこむように固定する
大まかに特に設定することなく、購入直後から端末にケーブルを接続して使用できるのは大きな魅力ですね。
初期にやっておいた方が良い設定
細かい設定は特に必要のない本製品だが、言語設定と時間・収録音声の設定は行った方が良い。
言語設定
受信機のタッチスクリーンをスワイプし設定→言語から選択が可能だが
「English/中文」のみとなっており、「日本語表記」はないが英語表記で理解出来る
時間設定
こちらもタッチスクリーンから時刻設定が手動で可能
音声設定
モノラル/ステレオ/セーフトラックの3種類から選択可能
個人的には音割れも少ない「セーフトラック」で良いと思う
【Ulanzi U-MIC AM18】音声テスト
受信機とMacをUSB接続すると、マイクとして認識される。
初期設定のまま使用しても良いが、ゲインを上げた方が聞こえ方は良い印象だ。
モノラル音声収録
オーソドックスな音声としてはモノラルで良さそうだ。
ステレオ音声収録
左右のマイクで聞き分けているのが分かる。
物理的な位置関係を見せたい時以外はおそらく不要
セーフトラック音声収録
予備トラック、複数録音もしている為、安心感が高いですが、
動画編集をしない限りは必要ないと思われる
ノイズキャンセリング音声収録
音声収録に伴い、スピーカーから以下の音声を大きめに流している。
ノイズキャンセリング機能が優秀なので、特に声が機械的になる事もなく自然な印象
雑踏以外にも窓を開けているので、外を走る車の音や生活音もありますが、ほとんど聞こえないので、かなり優秀だと感じます。
金額を考えるとコスパ以上の仕事をしてくれているのではないでしょうか。
個人的なユースケースは「オンライン会議」「仮音声の収録」がメインになるので、
機能的にも品質的にも十分ですね。
【Ulanzi U-MIC AM18】イマイチなところ
ウィンドマフをつけた状態だとケースが閉まらない
使用する敷居をより下げるのであれば、ウィンドマフはつけた状態で閉まると良い。
ウィンドマフをつけるのも面倒なので「蓋を閉めない」という運用もアリかと思ってます。
まとめ
⭕️価格以上のマイク性能
⭕️機能が高価格帯機種と同程度
⭕️面倒な設定はほぼ不要
⭕️音声収録やWeb会議時にすぐに使える気軽さ
❌ウィンドマフをつけているとフタが閉まらない
結論
オンラインでの会議が多いのであれば、圧倒的に設置、準備の手間が少ない。
嫁に手伝ってもらい、マイクを切り替えながらチェックしてもらったが、
「AirPodsPro」と比べ「Ulanzi U-MIC」の方がクリアに聴こえると感想だった。
Vlogや動画撮影をしない人であっても、一台あると音声収録の敷居がグッとさがる。
金額的にも「高額商品」ではない為、
現状の音声品質に問題があるのであれば、据え置きのマイクに移行する前に
「Ulanzi U-MIC AM18ワイヤレスマイク」は選択肢の一つとして、大いにありだ。
これで十分に満足できる人も多いはずだ。