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理想の在宅ワーク環境づくり

デバイス選びの決め手は「TourBox Elite」の秀逸な操作性!

仕事で「絵コンテ」を描く事が多く、数多くの入力デバイスを購入してきた。

「TourBox Elite」もその一つだが、これがかなり良い。 

結構前から知ってはいたんですが、「金額がばか高い」ので後回しにしてましたが、
初めからこれを買っておくと良い!と断言できますね。

まずは、「ハードウェア」面では、豊富なボタンが「最適な位置」に配置されている。

これは、使ってみて実感したが、「これはこの位置にあるべき」という合理性がある。

 開発者が「ボタン配置」「ボタン形状」までこだわりぬいた試行錯誤を窺わせる

 

直感的に操作出来るホイールと形状の異なるボタンが「秀逸」

さらに「ソフトウェア」からそれらを組み合わせる事でかなり多くのショートカットが

可能なだけでなく、マクロ機能も搭載しており、複数の作業をまとめて実行可能だ。

 

対応可能なソフトウェアの豊富さも他のデバイスに比べて圧倒的に多い。

Adobe製品だけでなく、ClipStudioDaVinci Resolve

さらにはBlenderなどにも対応している。 

「ClipStudio」が日本のアニメ界隈だとシェア率トップなので、ネイティブに対応出来るのはかなりのアドバンテージですね。

今回購入したのは 「TourBox Elite」という最上位機種だが、

最近「TourBox Lite」という金額的にもかなりリーズナブルな製品も登場しているため、

「左手デバイスを検討しているが何がベストなのか?」とお悩みであれば、

間違いなく「TourBox」を買っておけば良いと断言できる。

■オススメポイント■
  ⭕️豊富なボタン類がそれぞれ形状が違うため、直感的
  ⭕️ソフトウェアの出来が良い
  ⭕️対応しているアプリケーションが豊富

「LoupeDeck LiveS」や「XP-Pen ACK05」「テンキー」まで使ってきたので断言出来る。「TourBox Elite」が完全に頭一つ以上抜けてます。

TourBox Elite

■商品仕様■
  • モデル:TourBox Elite
  • サイズ:116 x 101 x 44mm
  • 重量:376g
  • 素材:ABS/PC
  • 塗装:UV耐指紋塗装
  • モーター:リニアモータ
  • 電源:単三電池x2
  • 接続方式:有線/Bluetooth
  • 電池持ち:最大2ヶ月

「Elite」のみBluetooth対応となっており、「NEO」「Lite」は有線対応ですね。
正直「持ち歩かない」ので「NEO」や「Lite」等でも十分です。

 

【TourBox Elite】開封から同梱物のチェック

ガッチリとした外装でチープな雰囲気は無い

■商品詳細■
  • 「TourBox Elite本体」
  • 取扱説明書

「専用キャリーケース」や「USB-Cケーブル」などが必要であれば、別途オプションで購入する必要がありますね。

【TourBox Elite】本体のチェック

本体は白い分厚いビニールに包まれた上、ノブには白いプラスチック製のカバーが付いている。

ボタンの名称と配置

ホイールの3つ

それぞれ、押し込みもボタンとして設定が可能。

クリック感は「ソフトウェア」から「触覚フィードバック」として

「無・弱・強」の3種類から設定が可能。

11個のボタンは「青軸」のようなクリック感と「茶軸」のようなタクタイル感

それぞれのボタン毎に異なっており、形状、フィードバックでブラインド操作可能だ。

「触覚フィードバック」って何?ですが、最近スマホにも付いてる「擬似的なクリック感」ですね。ボタンのクリック感の違い、も結構好みです。

側面

ホイール・ボタンともに形状と高さが「絶妙」に違っており、

かなり使いやすく設計されている。

上面

有線接続ポートは「USB-C」となっている。

内部にバッテリーを搭載していないため、「有線接続専用ポート」となっている。

「HHKB」もそうですが、「入手性の高い電池」にしておくのはやはり賢いと思いますね。交換不可能なリチウムイオン電池だと耐用年数の限界が早いので、長期的な使用を考えると現状がベスト。

背面

背面には

  • ペアリングボタン
  • Bluetoothスイッチ
  • 電池ボックス

それぞれが配置されている。

Bluetoothは「同時に二台まで」可能だが、iPadなどには「ソフトウェア」

の問題により非対応となっている。

iPadにも対応できたら完璧ですがやや惜しいですね。

電源は単三電池2本のみで使用可能

入手性の高い「単三電池2本」のみで使用可能だ。

購入時から、「絶縁テープ付き」で装着済みだ。

【TourBox Elite】ペアリングと初期設定方法

STEP
TourBoxアプリのダウンロード

 「TourBox Console」のダウンロードし、インストールを行う

STEP
TourBox Consoleからデバイスとペアリングを行う

Bluetoothバイスをペアリングか、USBケーブルで接続のいずれかが必要だ

今回は「Bluetoothバイスをペアリング」で接続を実行した
STEP
ファームウェアのアップデート

「スタート」を押して、待つのみ

STEP
セットアップ完了

ここから、各種ボタンの割り当てを実行していく
STEP
プリセットをダウンロードする

ユーザーコミュニティでアップロードされているプリセットがある。
ここからダウンロードした方が「手っ取り早い」と思われる。

 

ペアリングからセッティングまでは非常にシンプルですね。
「ショートカットキーの割り当て」が一番頭を悩ませる所ですね。

【TourBox Elite】対応ソフトが多い

Adobe製品はもちろん、

無償のKrita,GIMP,Blender,Davinci Resolveにも対応しているのは地味に嬉しい。

また、「ClipStudio」にネイティブに対応できているのが最高だ。

ほぼどの現場も「クリスタ」なので、これが使えないと仕事にならないので、
作業効率がだいぶ上がりそうです。

【TourBox Elite】TourBox Concoleから設定が広く出来る

 

 
・オートスイッチのON/OFF
・プリセットの関連付け
・カスタムプリセットの作成
 
ボタンの位置の説明
ここで表示されているボタンに対してショートカットを割り当てていく。
途方も無い数の組み合わせが可能なので、「育てていく」形がベストだろう。
 
触覚フィードバック作動
ホイールを回した時に「ガリガリ」という振動を入れるかどうかの設定
 
HUDの表示・非表示
ボタンを覚えるのが困難であれば「HUD」として画面に薄く表示させることも可能だ。
 
ショートカットキーの割り当て

キーボード・マウスだけでなく、built-in機能として「ショートカットキーでは出来ない」機能が組み込まれている。
 

マクロも作成可能なのでいわゆる「クリエイター向け」で無い作業にも良いですね。
OutlookExcelにも対応しているので定型分入力に便利そうです。

マクロ機能だが、「アクションを繋げていく方式」なので、

Pythonでも走らせられれば、拡張性が広がりそうだ。

「一つの端末」で出来る事が多すぎるのでまずは通常使用としてショートカットキーを「育てる」ようにしていきます。

【TourBox Elite】他の左手デバイスと比べる

XP-Pen ACK05

 

XP-Penの左手デバイスとの比較だが、サイズ感としては「XP-Pen」の方が取り回しは良い。

イラスト用途の場合、タブレットの上などになるケースも多く、

薄さは今後の課題と思われる。

XP-Penは「ショートカット割り当て」だけなので「出来ることに限りがある」のがネックですが、端末としては悪く無いですよ。

LoupeDeck LiveS

「LoupeDeck LiveS」は結構使っているが「TourBox Elite」とは

「用途が違う」 と考えている。

  • LoupeDeck LiveS
    • 複数の作業を行う汎用的なスイッチ
  • TourBox Elite

 どっちも所持して左手何本あんの?という状態だが

Philips HueはToureBoxからではなく、LoupeDeckから操作の方が確実に早い。

そもそも「配信等に活躍するデバイス」なので、用途は違って当然ですね。

【TourBox Elite】クリスタで使ってみる

AI生成した画像に加筆してみたが、

キャンバスの回転やズームが早く、とても扱いやすい。

ブラシサイズの変更も直感的に行える。

実際作業をしてみると「ショートカットはこっちの方が便利かも」と、試行錯誤中。

数ヶ月使えば固まるかと思う。

ズームと回転、選択と選択解除、だけでもかなりありがたい。
キャンパスの操作がしやすいのですごい楽ですね。1日数時間描くのであれば
間違いなく買った方が良いですよ。

まとめ 

■オススメポイント■

  ⭕️豊富なボタン類がそれぞれ形状が違うため、直感的
  ⭕️ソフトウェアの出来が良い
  ⭕️対応しているアプリケーションが豊富

 
■イマイチポイント■

  ❌高い

 

結論

かなりの数の「レビュー」はあるが、「実店舗」で一度触ってみた方が良いデバイス

おそらく、多くの人が「これでこの価格は妥当」と思える品質だと思う。

やはり、買って良かった「逸品」だ。

 

ショートカットキーについては、手に馴染むまで「育てる」という気概で

よく使うコマンドを割り当てたりと試行錯誤を楽しもうと思う