- 世界初ガスケットマウントロープロファイル構造により、静音性が向上
- Choc v2ベースの「LOFREE x KAILTH」の完全POM素材のキースイッチにより、非常にスムーズな打鍵感
- 高級感溢れるアルミニウムボデイ
いずれをとっても、既存のロープロファイルメカニカルキーボードとは一線を画す
ビルドクオリティとなっており、2万円台のキーボードとしては破格と言っても良い
「キーボード沼」を早めに抜けるために、HHKBを使用していますが、最近はもっぱらLOFREE FLOWばかりを使用しています。設計面でも革新的なロープロファイルキーボードなので、オススメです。
LOFREE FLOW 84
仕様 |
キー数 マルチメディアキーの数 タイピング角度 スイッチタイプ スイッチステム バックライト サイドライト |
84(75%) 16 3.9° リニア(GHOST) /タクタイル(PHAMTOM)/クリッキー(WIZARD) MX 白 8 RGB/3モード |
---|---|---|
サイズと重量 | サイズ | 316mm x 126mm x 24.5mm 568g |
材料 |
フレーム キーキャップ ステム |
アルミニウム合金 ダイサブPBT フルPOM |
接続 |
接続モード 無線範囲 接続デバイス |
Bluetooth 5.0 & USB-C 15メートル 最大3台 |
バッテリー |
バッテリー容量 充電ポート 駆動時間 |
2000mAh USB-C 最大40時間 |
打鍵感や静音性は素晴らしいですが、バッテリー駆動や遅延はやや気になるレベル。
この辺りは、「Logicool MX Keys Mini」の方が優れています。
- LOFREE FLOW 84
- 【LOFREE FLOW 84】何がすごいのか?
- 【LOFREE FLOW 84】開封から同梱物のチェック
- 【LOFREE FLOW 84】本体をチェック
- 【LOFREE FLOW 84】HotSwap対応
- 【LOFREE FLOW 84】ここがイマイチ
- まとめ
- 結論
【LOFREE FLOW 84】何がすごいのか?
ガスケットマウント構造
Flow84, the Smoothest Mechanical Keyboard
構造を見ると他のキーボードよりも内部構造が多層になっている。
「Gasket Pad」により、ポジショニングプレートとPCBAを「ねじ止め」ではなく、挟み込む形のが、「ガスケットマウント」呼ばれる方式だ。
本製品では、ポジショニングプレートとメイン基盤を「シリコンマット」で挟んでおり、これが打鍵感だけでなく、反響音を低減させる役割を果たしている。
また、基盤底部とフレームの間には「反響抑制用のフォーム」が挟み込まれており、
こちらも上記と同様に反響音を低減させる。
以前にKeyChoronのキーボードを改造した時にも反響抑制用のフォームと、シリコンパッドを挟み込んだり、RealForceであれば、静音リングを付けたりもしたが、これらの改造や調整を必要としない。
構造の面でもかなり静音性と打鍵感にこだわりを感じる製品ですね。
これはすげぇわ。
LOFREE x KAITH Full POM Low Profile Switch
「完全POM素材」のキースイッチが革新的だ。
POM素材とは、「耐摩耗性に優れ、強度、弾性率、耐衝撃性に優れている」という素材。
KaithブランドのChocV2をベースとし、自己潤滑性能の高い素材に変える事で非常にスムーズな動作が実現されている。
こちらも「ロープロファイルキースイッチでは世界初」のようですね。
惜しみないこだわりだけあって、とても滑らかな打鍵感は癖になります。
【LOFREE FLOW 84】開封から同梱物のチェック
モノトーンのパッケージデザインで非常にセンスが良い
パッケージは蓋状になっている。
パッケージが緩衝材にもなっている。
同梱物
- LOFREE FLOW84本体
- USB-typeA -typeC(90Degree)
- 説明書類
取扱説明書
中・英表記となっている。
USBケーブル
「LOFREE」のロゴが入っているケーブルで、USB-TypeC側が90度にの角度となっているが、ケーブルの材質などは、本体のデザインに比べ「簡素」となっている。
ケーブルは最低限という感じではあるので、主張しすぎない色合いに変えた方が良さそうです。
【LOFREE FLOW 84】本体をチェック
美しいアルミニウムフレームと実用的なキーキャップ
フレームはアルミニウム製となっており、見た目に非常に美しい。
キーキャップはやや丸みを帯びたデザインとなっており、指の引っ掛かりが少ない。
キーキャップの色とキースイッチがセットになっており、「ブラック(タクタイル/PHANTOM)」を購入したが、(リニア/GHOAST)にいずれは換装したい
PBT素材のマットなキーキャップ
側面に金色のロゴを備えたアルミフレームの高級感と、「PBT含有率85%以上の自社製造のキーキャップ」により、耐摩耗性が高くテカリ防止となっており、見た目にも機能的にも非常に堅牢な素材が採用されている。
「Logicool MX Keys」だと、長期的に使用しているとテカリが出てくるので、PBT素材なのは実用面でも長く使えますね。
側面のロゴが最高にクール
側面の「LOFREE」のロゴ部分だけが金色となっており、デザインの良いアクセントとなっている。
どこまでも美しい
「LOFREE」まじかと思うのが、筐体の設計がずば抜けて良い点だ。
電源スイッチとUSB-C充電端子が付いているのにも関わらず、ほぼ見えないように設計されており、ネジが逆に良いアクセントとなっている。
角度は3.9固定
本製品の唯一の欠点が角度調整が出来ない点だ。
大半のロープロファイルキーボードにも付いていないが、3.9度固定となると、
やや手元が窮屈なので、もう少し角度がつけられるととても良いと感じる。
脚部パーツまでもおしゃれ
底部の脚部パーツも側面のロゴと同様に金色のパーツで構成されている。
またLEDライトも付属しており、底部は8色/3モードの切り替えが可能だ。
電源スイッチと充電端子は本体に馴染むようにデザインされている。
Bluetooth接続も非常にシンプルで「Fnキー + 1 〜3キー」で3台までペアリング可能
有線接続の場合は「スイッチをON」に設定し、ケーブルを接続すればOK。
いずれもシンプルな設定となっている。
LED対応
サイドに2箇所LEDを搭載している。
キーキャップ下にもLEDを搭載しているが、部屋を暗くしてようやくわかるレベル。
文字部分が光って見えるなど、ややLED付けた意味あるのか?と思う部分。
【LOFREE FLOW 84】HotSwap対応
デザインの美しさや他と一線を画す機能性に付け加えて、「キースイッチ」が交換可能となっている。
販売時には
- 「ブラック(タクタイル/PHANTOM)」
- 「ホワイト(リニア/GHOAST)」
となっているが、いずれもキースイッチの換装が可能だ。
90個セットで「9100円(記事作成時点)」となかなか高価となっているが、
そもそも、ロープロファイルのキースイッチ自体が選択肢の幅が狭く、流通量も少ない。また、本製品はPOM素材の独自設計の為、致し方ない部分だ。
69$で販売されているので、日本のAmazonの方が円換算だと安いですね。
中華サイトでも一つ 363円なので、日本のAmazonが今の所最安。
Flow84, the Smoothest Mechanical Keyboard
リニア・タクタイル・クリックといわゆる、赤軸、茶軸、青軸が揃っており、
静音性はリニア>タクタイル>クリックの順となっている。
カチカチという打鍵感が好みであれば「Wizard」一択となる。
中間のPhantomをしようしているが、タクタイルにしては静音性に優れ、また適度なフィードバックも感じられる為、好みではある。
ただ、スッと落ち込むような打鍵感がこのみなので「Ghost」が良さそうだが、どこかで遊舎工房にでも行ってみて、試打してみたい。
キースイッチの交換方法
上下を挟み込むようにしてカチッと音がするまで握り、引き抜く。
専用の工具がないとやや厳しいので、「交換するのであれば」引き抜き工具は必要です。
「遊舎工房」で一番安い引き抜き工具を使っていますが、しっかりとしたものを使った方がいいですね。
「Kaith Choc V2」と設計は同じではあるものの、互換性は無い為、
「LOFREE x KAITH」の中から選ぶことになる。
やはり、「Kaith Choc V2」と比べ足が一本少ない為、互換性は無い。
PBT製のキーキャップ
白色樹脂に昇華印刷で着色されたキーキャップとなっています。
ただ、PBT樹脂性であれば、長期使用した際の加水分解やたわみは気になるところではある。
【LOFREE FLOW 84】ここがイマイチ
角度調整機能が無い
上記重複する部分だが、やや角度をつけたい場合や平坦にしたい場合(その場合脚を外せばいいのか?)に角度調整が出来ないのは、ここまでの製品であれば行いたいところ。
もしくは脚部パーツにバリエーションがあるとなお良かったのかもしれない。
まとめ
「LOFREE FLOW」
- 世界初ガスケットマウントロープロファイル構造により、静音性が向上
- Choc v2ベースの「LOFREE x KAILTH」の完全POM素材のキースイッチにより、非常にスムーズな打鍵感
- 高級感溢れるアルミニウムボデイ
高いだけありますが、セール時期が狙い目ですよ。
結論
新たなキーボード沼に落ちかかっていたが、これ以上の製品はないと思えるキーボードに出会えた。キットを買ってきて組んでいくのは楽しそうではあるが、本製品ほどのクオリティが出せるかは微妙な所だ。
この打鍵感は試打でも一度体験してみてほしい