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NAS導入 | Terramaster F2-210 コスパ抜群のNAS

Box,DropBoxなどのクラウドストレージを使用してきたが、容量が足らず自宅作業時のデータも重いデータが増えてきたのでバックアップ用途ととしてNASを導入しました。
 
NASといえば「Synology」「QNAP」が有名だが、
今回購入したのは「TerraMaster 」というメーカーの最廉価モデルだが
圧倒的にコスパが良い
 
業務用のNASのようにデータの読み書きを複数人が同時にするわけでもないので、この程度のスペックで十分だ
 
HDDはNAS用の「Western Degital Red 2tb」を用意してみた

総合評価:★★★★
  • メリット
    • 価格が安い
    • ハードディスクの取り外しが工具不要
    • 3.5インチ/2.5インチに対応
    • アルミボディの質感が美しい
    • ファンが静音
  • デメリット
    • ネット上に情報が少ない
    • 型落ちモデルのため、最新のTOS5.0に非対応
 

「個人利用であれば、価格で選んで良い」という結論です。

TerraMaster F2-210

■商品仕様■
  • CPU:Realtek RTD1296 QuadCore 1.4GHz
  • モリー:1GB(メモリーの最大容量1GB)
  • ディスクスロット:2
  • 適合ドライブのタイプ:3.5インチSATA HDD/2.5インチSATA HDD,SSD
  • 最大容量:32tb(16tb x 2)
  • ポート
    • RJ-45 1GbEネットワーク x1
    • USB3.0ポート x 2
  • サイズ:227 x 119 x 133 mm
  • 重量:2.26kg
  • 販売開始:2019/3/13

Western Degital 3.5インチ 2TB WD NAS用 WD20EFRX

■商品仕様■

総額で2万円程度で4tbNASが構築できたのでかなり満足です。

開封〜本体

丁寧に梱包されていて非常に良い印象

本体

本体はビニールに包まれており、側面に黄色のシールが貼ってあるが、
見た目に「アレ」なので底面に貼り直した

付属品

■商品詳細■
  • 電源アダプタ/電源コード
  • LANケーブル(CAT6)
  • クイックインストールガイド
  • 限定保証書
  • ハードディスク取り付けガイド
  • ネジ(2.5インチ用)

必要最低限という感じですね。LANケーブルが1m程度と短いっすね…

電源アダプタ/電源コード

Powertron Electronics Corp製の「model PA1045」でAmazonでも販売中

大きさはW95mm x D45mm x H35mm程度と小さめ

LANケーブル

1m程度しかないので、取り回しが悪いので別途用意しました。

DAISO LANケーブル5m

どこに置くか決めてなかったのでとりあえずDAISOで用意しました。

2.5インチ用のネジ

今回は使用しませんが、2ベイ分、8本ネジがついています

本体

前面

背面

アルミニウムボディが高級感が合って非常に良い。
廉価モデルのNASとは思えないですね。

HDD換装

前面を持ち上げると簡単に引き出せる工具不要の設計で、ユーザビリティが高い

HDDマウンタ

2.5インチはねじ止めが必要ですが、3.5インチはねじ止めの必要がない

側面のパーツを外し、HDDを固定できるようになっています

HDD

WDにはBlueやREDのように用途に合わせたHDDが出ています。
個人用途であれば「Blue」でもよかったですが、2ベイなので静音性と剛性を考慮するとNAS用の「RED」がベストだと思います。

HDDをマウントしていく

HDDを置いて、側面パーツをはめるだけ

本体に戻して装着完了

設定

TerraMasterのサポートサイトから、ソフトウェアをダウンロードしていきます。

https://support.terra-master.com/download

TNAS PC Appをダウンロード

Windows/Mac共に用意されているので、必要な方をダウンロード

以後、手順に沿って設定をしていく

ハードディスクの検査

接続するとハードディスクの検査が開始します

TOSのインストール

TNAS(TerraMasterのNAS)用のLinuxベースのOSをインストールします。

TerraMaster/Data Storage Master

「F2-F210」はTOS4.2、後継機「F2-F223」はTOS5.0が利用できる。

TOSインストール後

管理者設定を行いRAIDの設定が行われていきますが「RAID 0/RAID 1」などは選択できませんが、後で「RAID 0」に設定できます。

RAIDをフォーマット

手順通りに進めていくと「RAID 1」で構成されます。

TOSユーザーインターフェース

Linuxのような管理画面です。非常に使いやすいです。

RAID 0の設定

RAIDアレイは後から設定可能ですがフォーマットされるので、データを書き込む前に設定し直します。

SSL証明書が期限切れなのでパッチを当てる

SSL証明書が期限切れだったので以下からパッチを当てて完了
情報が少ないので、英語サイトで情報を探るしかないですね。

Patch TOS_PATCH_1.18 - TerraMaster Official Forum

スマホからアクセスしてみる

TNAS mobile
TNAS mobile
開発元:Noon Technology Company Limited
無料
posted withアプリーチ

TNAS mobileアプリからNASのファイルにアクセスできます。
NASのファイルブラウザはどのメーカーも「評価が悪い」ですが、今のところ問題ないありません。

  • ファイル
    • NASのファイルへ直接アクセス可能
  • アルバムバックアップ
    • ローカルの写真をNASにアップロード

googlePhotoの容量が厳しくなってきたので、こちらに移行します。
ファイルを直接開けるのもかなり利便性が高いですね。

スマホから直接接続

iPhoneの「ファイル」を使用してサーバまたは外部デバイスに接続する - Apple サポート (日本)

ファイルアプリから

「smb://」のアドレスを入力します

ユーザー名とパスワードを入力すると接続完了

純正アプリで十分です。

書き込み速度

1GbEなので高速ではないですが、自宅での使用であれば十分な速度です。

結論

■良かったポイント■
  • コスパ抜群
    • 安価なNAS構築であれば十分な機能
  • ハードディスクの取り外しが工具不要
  • 3.5インチ/2.5インチに対応
  • ファンが非常に静音
  • アルミボディの質感が美しい
 
■イマイチポイント■
  • 最新のTOSに対応していない
  • 1GbEで書き込み速度が遅い

まとめ

総額で2万程度で構築できるNAS環境として
  1. 作業データのバックアップ
  2. スマホの写真用のストレージ
であれば、十分な性能だと思う。
 
「TerraMaster」に限っては情報が少ないので、なかなか設定し難い所も導入にはネックになるが、個人利用であれば手順通りに進めれば問題なく使用できる。
 
動画編集に使用するのであれば「DAS」の方がよく、Thunderbolt4仕様の外付けHDDの方が良さそうなので、別途検討してみたいとは思うが今のところ、NASのみで運用出来そうだ