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理想の在宅ワーク環境づくり

XPPenACK05 | 低価格帯の左手デバイスでは最高ランクの使いやすさだった

左手デバイスは「Loupedeck LiveS」を持っているが、Bluetooth非対応だったりと使い勝手の面で、「絵を描く」という動作にはイマイチ向いていない印象だった。
 
絵描き用の左手デバイスと言えば「TourBox」もあったが、あまりにも高額だったのとサイズが大きいので、XPpenから新発売された「ACK05」を購入してみた
 
金額は安価ではあるものの、接続方式も豊富で専用アプリから各種ショートカットを割り当てられるため、拡張性に優れ、デザインも秀逸で心が惹かれる製品だ
 
総合評価:★★★★
  • メリット
    • 10キーのサイズ違いが絶妙に使いやすい
    • ホイールのクリック感が程よい
    • アプリ毎に1〜4つの切り替えが可能
    • Bluetooth,ワイヤレスレシーバー,有線と接続方式が充実している
  • デメリット
    • Loupedeckのような複雑なことは出来ない
    • Marketplaceのような設定を公開する場がない
 

編集と絵描きに使ってみましたが、楽しいデバイスです

XPPen ACK05

■商品仕様■
  • 製品名:XPPenワイヤレスショートカットリモコン
  • 製品モデル:ACK05
  • 材質:プラスチック+シリコン
  • サイズ:127.55 x 70.49 x 10mm
  • 重量:75g
  • 色:ブラック+グレー
  • バッテリー容量:1000mAh
  • 接続方法:有線・専用レシーバー・Bluetooth
  • キー数:10個、ローラーホイール1個
  • 動作時間:300時間
  • 搭載ポート:USB-C
  • 互換性:Windows/MacOS/Linux

公式サイトか楽天から購入するのが良さそうです

開封

しっかりと「技適」がついていて安心です

内容物

■商品詳細■
  • 本体
  • Quck Guide
  • シール
  • 保証書
  • 専用レシーバー
  • L字USB-C/USB-Aケーブル

地味にシールが付いているのが良いですね

QuickGuide

QuickGuideは日本語にも対応しているので分かりやすい

シール

必要か?と言われれば微妙ですが、これだけ数があるとぱっと見でわかりやすくて良い

USBケーブル

なんの変哲もないUSB-A to USB-Cケーブルですが、L字なのはありがたい

USBレシーバー

2.4GHzレシーバーもついていて接続方式の豊富さは他にない魅力

本体

本体剥き出しではなく、フィルムに包まれており梱包が丁寧

ホイール・キー

■キー数■
  • エクステンションキー:10
  • ローラーホイール:1

ホイールが少し飛び出たデザインがとても扱いやすい

見た目にも秀逸で無駄がない

ローラーホイール

大きめのホイールでエクステンションキーから気持ち離れているのが扱いやすい

回すと「カチカチ」となる、マウスのホイールのような心地よさがある

編集時のタイムライン移動や、イラスト作成時のブラシ、ズーム、回転に適している

エクステンションキー

パンタグラフ式の機構を採用しており、程よい打鍵感がある

大きめのボタンが秀逸で、配置も最高に使いやすい

電源ボタンとLEDインジゲーター

電源を入れるとLEDインジゲーターが点灯する

20分間未使用だと自動的に電源がOFFになる電力消費を抑えられるのも良い

充電ポート

前モデル「AC19」が単4電池から、1000mAhの大容量バッテリーに変更されている

地味に長時間使用の時は有線接続もありかと思う。

背面

滑り止めのゴムが4点付いており、安定感は抜群

Wacom Cintiq pro 16に乗せてみる

サイズ的に程よいサイズでとても扱いやすそうだ

別途3Dプリンタでブラケットでも作って利便性を上げたいと思う

ペアリング方法

ペアリングはとてもシンプルです。

ペアリングは「ホイールの中ボタン」を6秒長押しで開始されます。

バイス側から接続すれば完了。簡単

ショートカット割り当て

ショートカットの割り当てと専用レシーバーの接続にはソフトウェアが必要です

ACK05|ダウンロード | XPPen公式サイト

XPPenペンタブレットと同時に購入したのであれば「フル機能版ドライバ」

ACK05のみであれば「単体版ドライバダウンロード」で良い



必要なソフトウェアをダウンロードする。

MacOSもしっかりとサポートされているのがありがたい

ショートカットの設定

専用ソフトからショートカットの割り当てが可能

有線接続をすれば「本体」にショートカットを書き込める

端末の回転設定も可能で、設定のインポート、エクスポートも可能

「保存」の位置が分かりにくいです…

■出来ること■
  • ローラーホイールの設定
    •  中央ボタンで4つまで設定可能
  • エクステンションキー
    • 1〜4まで設定が可能
  • アプリケーション毎の設定作成
  • 設定のインポート/エクスポート
  • 本体の回転設定

シンプルなショートカット割り当てから、アプリケーションの呼び出しまで可能

カスタマイズキー設定 ローラーホイール

回転方向に対してそれぞれショートカットの割り当てが可能

Loupedeck LiveSだと「マクロ」機能がついていたが、ACK05では単純なショートカットのみ

カスタマイズキー設定 エクステンションキー

K1〜K10までのエクステンションキーに対して割り当てが可能

詳細設定

キーボードからの入力だけでなく、マウスでコントロールやその他設定、アプリケーションの実行なども可能

「アプリケーション実行」があるので、自作のショートカットのScript実行もできるはず。

アプリケーションの選択

アプリ毎にキー割り当てができるので、Clipstudio用とPremirePro用のショートカットが分けられる

この価格でこの機能は嬉しいですね。

結論

 

■良かったポイント■
  • 5000円強の価格でしっかりとした機能
  • ショートカットの割り当てが細かいところに手が届く
  • ホイールのクリック感が絶妙に気持ち良い
  • キーのサイズが最高

端末としての完成度が素晴らしく高く、ソフトウェアも申し分ないですね。

 
■イマイチポイント■
  • ソフトウェア毎の設定ファイルは配布してくれると楽
  • カラーバリエーションがあると尚良い

良い端末ではあるので「サイトで設定ファイルの配布」はしてほしいなぁ…というか、個人で1から設定するのが面倒

結論

Loupedeck LiveSを持っているので「微妙かも」と思っていましたが、

いい意味で使い分けができて良い買い物でした

  • Loupedeck LiveS
    • PC経由での自動化用
  • XPPen ACK05
    • ClipStudio/Premireなどの作業用

使いやすいように設定を詰める作業は使いながら調整していこうと思います。