ワイドモニターを選ぶときに、PC以外でも使用したい場合、解像度だけで選ばずに必ずモニターの「OSD」を確認しましょう。
というのも…
モニタ側でスケーリングされてしまうので、一部の機種は横に伸びる、解像度が合わないという問題にぶち当たります。
- ウルトラワイドモニターは仕事用途としては最高
- デメリット:ゲーム機で使う人にはお勧めできない
- PS4/PS5で何で伸びるの?
- どこを見れば良いのか
- LGのモニタの場合
- モニタの「アスペクト比」の設定は「マニュアル」を見るべし
- PS4/PS5を使わない人にはお勧め
- まとめ
ウルトラワイドモニターは仕事用途としては最高
- モニターを2台横に並べているのとほぼ同サイズ
- 映像編集したり、資料を見つつ仕事/勉強するなどには最適
- PCのみの使用ですべてを完結している
デメリット:ゲーム機で使う人にはお勧めできない
- PS4/PS5/Switch等を繋いでゲームもしたい
- Fire Stick TVなどを繋ぎたい
- 「16:9」ソースの映像出力もモニタ側で「21:9」相当に引き伸ばされる
伸びてますね。絶望的な気持ちになります…
PS4/PS5で何で伸びるの?
結論から言うと、PS4等のハードウェアからの信号を無視して、ディスプレイ側で「全画面出力」するからです。
入力ソースに問わず、出力アスペクト比は「モニタ側」で設定されてしまうので入力ソースに「21:9」がない場合は「伸びます」
モニタ側で入力比率を指定できない限り、回避できません。
実践した無駄な抵抗
〇HDMIキャプチャボード経由
中間に一つ何か挟んだら意外といけるんじゃないか、、、と思いましたが無駄。
PCに繋いで、キャプチャボードから取り込んだ映像をOBSstudio経由でPCからモニタ出力をすると、大丈夫ですが「ラグ」が酷い。
パススルー機能があるモノでも無意味でした。
〇HDMIケーブルを変える
意味ありません。
〇海外サイトでファームフェア落ちてないか
ありませんでした。そもそもハードウェアの問題なので、どうしようもないです。
基本的には「買ってから」では遅いという事です。買う前に調べましょう。
某家電量販店の店員に確認しましたが「?」という反応だったので、調べました!!
どこを見れば良いのか
マニュアルにあるのは、
アスペクト比 画像の比率はワイド 21:9、4:3、5:4 に設定できます。
…は?
4:3/5:4などのニッチな解像度にはアスペクト比を変えられても、16:9には変更できない。モニタのハードウェア的な問題というか「仕様」です。
DELLのサポートにも確認済みです。
DELL P3421WでPS4/PS5/Switchをプレイしたい場合は「横に伸びる」ます!
LGのモニタの場合
LGのモニタのディスプレイの設定には「全画面」もしくは「オリジナル」という項目があります。
「全画面」入力ソースのアスペクト比関係なく、画面いっぱいに表示する
「オリジナル」入力ソースのアスペクト比をキープする。
…ん?
この設定であれば「オリジナル」を選ぶと、左右黒縁はつくものの、16:9で表示されます。ほぼLGのウルトラワイドモニターであれば、このOSDが付いているので、安心です。
OSDの設定画面
横伸びがなおりました。
左右がクロップされますが、伸びてはいない。太らない。
まとめ
- モニターを2台横に並べているのとほぼ同サイズで作業効率が高い
- 映像編集したり、資料を見つつ仕事/勉強するなど並行作業に最適
- ケーブルが複数必要ない
- 画素ピッチが荒い
- ペンタブとの相性最悪
- デュアルディスプレイはほぼ無理
- 画面共有が横長になる
- 湾曲している理由は無い
- リフレッシュレートが低い
画素ピッチが荒い
4Kモニタに比べて、画素ピッチが大きいので、なんとなくぼやけて見えます。
個体差によりますが、大型液晶の「湾曲」だと、LEDのムラも発生しやすいです。
ペンタブとの相性最悪
ペンタブは「16:9」サイズで画面を見ていますが、21:9なので、
横のストロークが長くなります。
はっきり言うと、思ったように線が引けねぇが、慣れました。
デュアルディスプレイは無理
ウルトラワイドモニターの横に4Kモニタを置く。
やってませんが、2m越えの机を買ったら試したいと思います。
画面共有が横長
Zoomとかの画面共有も「横に長い」ので、見る人にとっては不親切ですね。
湾曲している理由はない
湾曲していると、
〇直線が引けない
と言われていますが、画面が軽く湾曲しているだけで、没入感が違うとかは
嘘ですね。コックピットじゃないんだから。
ストレート、湾曲の2台試しましたが、どっちも変わらない
リフレッシュレートが低い
IPS液晶で「144hz」のものは無く、VPパネルのみに限定されます。
VAパネルの視野角が広い、といっても「彩度」が落ちてしまうため、
ウルトラワイドモニターには適していない。
それでもウルトラワイドモニターを使い続ける理由
画面が横に2画面分ある、という理由です。
ケーブル管理もUSB-Cケーブル1本で完結し、デスクもスッキリ見えるからです。
画が横に伸びるのは「PC以外」なので、実務上は問題なし。